豚カツの味を失って1年が経った。

1年前の今日の夜、私は作間担の友人と六本木のミッドタウンで豚カツを食べました。
だけど、きっと美味しいはずなのに全く味がしませんでした。
覚えているのはサクサクした衣の食感だけ。大葉が入った豚カツにしたから、かろうじて葉っぱを噛んでいる感覚はあったかもしれない。お肉は多分柔らかかったから食感の記憶さえもありません。

 http://www.hiraboku.info/shop/tonkatsu/tokyo-midtown/

(※コロナが落ち着いて現場がまたできるようになったら再チャレンジしたい平田牧場さん)

 


2020年の今、味がしないという言葉はセンセーショナルに聞こえてしまいます。
※ですが、これはコロナとは一切関係ありません。※


この味覚を失った理由は1年前の今日17時からHiHi Jets7MEN侍「パパママ一番 裸の少年 夏祭り!」を体験してきたからです。去年の私のほぼ日手帳より。


f:id:newsae830:20200805230901j:plain





感想よりも体と心の変化を中心に、私の自己満足で記憶を綴る内容です。
体に出た変化や行動はこの色心に出た変化や感情はこの色(自担の色)書いていこうと思います。

 



私にとって初めてのHiHi Jetsの現場。確か2018年の秋ぐらいから応援し始めて、自分が5人の存在を「いる」と確認できるのは思ったよりもかなり早いなと当選した瞬間から感じていました。そしてパフォーマンスを生で見て自担が最終決定するぞと予測していました。
嵐の存在を確認できるまでに私は8年の時間を要したので(コンサートには何回か行っているけど天井席ということもあり、プロジェクションマッピング感がすごかった為)
それに比べると1年経たないで熱心に応援してるアイドルが3Dになる。すごい。怖い。でもすごい。


・ドームじゃなくてライブハウス
・例え番号が後ろの方でも物理的な距離が近い
臓器・・・保つかな・・・という不安はチケットが確約された瞬間からありました。



当日。
夜行バスから東京に降り立ってカプセルホテル(赤坂)1度目のシャワー
→8月8日に行われるジャニーズJr.祭りのグッズに並ぶ(九段下)
→サマステのグッズを先に買う(六本木)
→もう一度ホテルに戻って2度目のシャワー(赤坂)
(2度シャワーを浴びた理由は下記の通りです。良い曲。)


つばきファクトリー『デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい』[Onadate, I’dliketoshoweratleasttwiceandgo](Promotion Edit)


 

いざ、六本木へ。

かっこいいと可愛いを共存した出で立ちの作間担の友人と待ち合わせて、EXの建物の屋上へ向かう。日差しがとにかく強かった。
開場前で並んでいる時はEXの屋上で買えるギロッポンなお値段150円のいろはす味がちゃんとしていました。


整理番号は3桁台後半だったけど、一緒に入った作間担の友人の行動力でそこそこ見やすい場所に来れたんですね。ロゴが出てるモニターに改めて実感をして、制汗剤とか香水とか体育前後の更衣室の匂いと熱気がして。急にめっちゃ荷物広げるオタクに戦々恐々として。ペンライトちゃんと点灯するか確認して。

今まで(主に嵐)とは層が違うところに来たぞという現状を再確認しました。
淡水魚が海水魚に出会ったらこんな気持ちかもしれません🐟


そして開演。やばい。HiHi Jetsが立体的になっちゃう。3Dってやばい。
バンクでバーーンと駆け上がって出てくるんですけど、それの勢いにまず衝撃を受けます。ここで一旦呼吸を忘れます。
アイドルを『見た。』じゃなくて、『いた。』世界線がここに誕生しました。
ここで、もう序盤の序盤にして結構なHP削られてますね。学校や会社に行くだけで消耗されちゃうのに似ています。


そして煽りだ挨拶だでマイクに向かって喋る猪狩くんの息遣いに、もう胸が苦しくなる。あ。息をしている。スペイン語レベルで巻き舌してる。アイドルだけど、人間だった。生きてる。ありがとう。そして、私の自担はやっぱり貴方だ。

あと噂には聴いていたけど本当に猪狩蒼弥さんは呼吸のようにファンサをするということを目の当たりにして、好きが沸点超えてきた。


自分がファンサされたい気持ちは勿論あるけど、それよりもファンサを呼吸のようにするアイドル・猪狩蒼弥さんをただただ眺めて目に焼き付けて永久保存していました。
アイドルがアイドル然としている姿は見ていて気持ちが良い。
ずっと遠隔で指のハートがくっついていく瞬間は羨ましいよりも、綺麗だなというのが率直な感想。美しい花がパッと咲く瞬間を見ているような気持ちです。


そして、私は近くのメンバーよりも遠くの自担タイプで視界をスイッチングしているんだということに改めて気づきました。現場は五感のどの感覚をどこに研ぎ澄ますか自分で自由自在に操れるところに万能感があるところが良いですね。配信ありがたいけど、やっぱり自分で五感を操れる現場はオタクとして全知全能なんじゃないかという錯覚さえ覚えてしまいます。


で、猪狩くんのソロ。

スモークで緑のライトが少し霞んだところにスーツ姿でシュッと立っているのが、既に心を持って行かれる。そこから、エッジが鋭い言葉を次々続々突きつけられる。

痺れる...と思ったと同時に
今見ている現象は何なんだろう。
という大きい疑問が私の中に生まれて、ただただ圧倒されていました。

そして、こちらの気力と体力が焼き尽くされていくのにめちゃくちゃ心地がいいなと思ったことも覚えています。体の状態と反比例に気持ちがどんどんふわふわと昇っていくのが不思議でした。



ソロのすぐ後の曲が嵐のSugarだったから、わりとすぐに切り替えれました。(なんて現金な嵐担なんだろう。)
だけど「なんだったんだ。あの現象は。」という後遺症はこの瞬間からずっと引きずっていきます。
そしていつかSugarは5人で歌ってほしいという我儘があります。
↓一応これが2020年8月6日の現時点では見れるはずなのでチェックしてみてください。↓
(公式でSugarが見れる世界最高!)


ARASHI - ARASHI LIVE TOUR 2017-2018「untitled」【期間限定公開/Limited Time Release】








で、ここからまあYellowGoldぐらいまではとっても記憶が曖昧で。でも次から次へと力強いパフォーマンスが目まぐるしく提供し続けられている状況にあるわけで。
ただたださっきの現象の後遺症からなんとか切り替えて目の前のコンサートを楽しもうとしている自分がいました。


もうお気づきの方も見えるかもしれません。
正直に言うともうこの後各メンバーのソロを除いて、終演まで、ほとんど猪狩くんしか見えていなかったです。
(正確には猪狩くんをつい必死に視界に入れようとしている状態です。)
きちんと5人を見る気持ちは勿論持っていたものの、初回のコンサートってこんなにも余裕がなくなってしまうんだ・・・と反省しました。
以下がかすかに残っている記憶・反省・懺悔(すごい感情のちゃんぽん)を綴ったものです。


 


そんな余裕がない状況でも覚えていることが下記の通りです。
瑞稀くんはやっぱりジャニーズ感がすごい。私は今ジャニーズを見ていると感じた。キラキラしてる。
はしもっちゃんさんはめちゃくちゃ艶っぽい。あとひとりぼっちの歯ブラシ・・・つんく♂じゃん・・・選曲が個人的にツボ。(ハロオタなので敏感)
作ちゃんは吸い込まれるようなオーラがあって、作間担の友人が好きなプロポーションだなと思った。
ゆうぴーは友情・努力・勝利を背負った主人公感がすごくてセンターが似合う。

7MEN侍に関しては嶺亜くんに近い側の位置にいたので、「嶺亜くん綺麗だな〜。なんかよく動く矢花くんやばいな〜。」の情報しか上手く汲み取ることができませんでした。こんぴ〜本髙くんりんねくん大光くんに関してはイマイチ顔と名前一致させることができてなかったです。ただの予習不足!
本当に侍のことは超勿体無いことをしたなと後悔していて、今になってすごくYouTubeを見ています。

 





中盤以降は、下記が4曲ハイライトです。簡潔に一言コメント。

・OneKiss
→今だけ琥珀にペンライト光らないかな。(冒頭の歌割りの猪狩くん参照)

・Hair
→知ってたけど、生で見ると超かっこいい。

・Oh Yeah!
→嵐担だから体が反応する。

 

・Eyes of the future

→初めて聴いてめちゃくちゃ良い曲。

その後少クラで披露されて更に好きになる。



・Yes!

→白い布がこんなに眩しいって知らなかった。もう声が出ない。


終演。



なんとか生きてEXシアターを出られたものの、本当にずっと頭がふわふわしていて、とりあえず足を動かすように脳から司令を送るのがギリギリの状態でした。

「めっちゃ良かった。良すぎた。我々は何を見たんだろう。」

総じてそんなようなことを話しながら、ただただ人の流れにそのまま身を任せました。

「一応ご飯食べないとやばいよね。」
「本当に『いた』よね。」
「うん。どうする??今ごはん食べれるポテンシャルにある?
「目合ったかな。もう合ったかどうか分からんけど、それでもめちゃくちゃ良かったね。」

感情に任せて感想と体の心配を交互に話しながら私たちは行き場が分からないと言いつつも歩みを止めませんでした。

初めて見たアイドルに何かを
強烈に抉られた体でなんとか
一応ミッドタウンまで辿り着き、冒頭の豚カツに繋がります。







今のご時世だからこそ、どうしても1年経っても鮮明に覚えていることを書き起こしたくなりました。
生で現場を見ることがどれだけ尊くて、貴重で素敵なことだったか。

そして現場のただ楽しいだけではなく、衝撃を受けて体がとても疲れるのに心が非常に高まってハイになるあの状態は生きててもなかなかできる体験じゃないなと思います



配信ではこの体の衝撃みたいなものを感じるのは難しいかもしれません。
それでもリアルタイムでパフォーマンスを見れる喜びはめいっぱい感じてたくさん楽しみたいです。7MEN侍のサマパラ11・12日HiHiJetsのサマパラ18・19・20日。一応休みは取りました。楽しみ。チケットは下記のリンクから!

https://online.johnnys-net.jp/s/jno/page/summer_paradise2020?ima=3853


早く平和な世界にな〜れ。